デイトナの立会外分売分析
銘柄名 | 【7228】 デイトナ |
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市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社は、東京証券取引所JASDAQ 市場に上場しておりますが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、将来的に東京証券取引所市場第一部への市場変更を目指しております。今回の立会外分売は、その形式用件の充足を図るとともに、株式の流動性向上および株主数増加ならびに株式分布状況の改善を図るものであります。 |
スケジュール
発表日 | 2018/12/12 (水) |
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予定期間 | 2018/12/19 (水) ~ 2018/12/25 (火) |
実施日 | 2018/12/19 (水) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,200 円 |
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分売枚数 | 700 枚 | 前日終値 | 1,228 円 |
申込上限 | 10 枚 | 分売価格 | 1,192 円 |
PER | 10.75 倍 | 割引率 | -2.93 % |
PBR | 2.32 倍 | 発表日比 | -0.67 % |
株式情報
発行済株数 | 3,604,600 株 | 時価総額 | 4,297 百万円 |
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浮動株数 | 774,989 株 | 浮動株総額 | 924 百万円 |
分売株数 | 100,000 株 | 分売総額 | 119 百万円 |
前日出来高 | 3,500 株 | 出来高/分売数 | 3.50 % |
対株式数比 | 2.77 % | 浮動株比率 | 21.50 % |
対浮動株比 | 12.90 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに50枚程度と流動性は低い。 分売目的では東証1部への市場変更を掲げているが、JASDAQから1部には時価総額250億円が必要であり直接は困難で、1部を掲げて分売を高値で売り捌こうという魂胆が見える。 とりあえずは東証2部にはいつでも指定替えできそうな状況にはあるが、1部には流通株式数や流通株式時価総額のもう一歩努力が必要なため短期的な話というわけではなさそう。 今期業績を11月末に上方修正しており、売上高+31%、営業利益+44%と大幅な増収増益を見込んでいる。 年間配当は16円で利回りは1.5%ほど。株主優待として12月権利でクオカード1,000円分があり、総合利回り2.2%ほど。 PER8.92倍、PBR1.07倍の株価水準は割安感がある。 株価は9月の優待改善で窓を空けて上昇しており、1,200-1,350円で推移していたが現在では反落している。 12月権利の優待銘柄である程度の下支えにはなりそうだが、流動性がいまひとつのため短期的には微妙な案件か。 ただ成長性と割安さは魅力的なため、中長期的な投資を見込んでいるのであればいい仕込み時かもしれない。 こういう銘柄は意外と当日に買い需要が出るかもしれないが、当日判断での打診参加程度で見送りでよさそう。 12/18追記: 最終気配が売り気配での約定で終わっているため、実質的な割引率は2.0%となっている点はいただけない。 前日のライトアップでさえあの状況だったことを踏まえると、こちらの方がより出来高が少なく流動性に乏しい点からすると需給面では厳しい面があるのではないか。 確かに一定の割安さはあるが、このリスクオフ局面では売り物が出やすいため短期的には需給面が重視される。 分売に参加しなくてもザラ場で底打ちを確認してから買えばよく、相当な買い需要がない限りは見送りが無難そう。 |