グローバル・リンク・マネジメントの立会外分売分析

銘柄名 3486】 グローバル・リンク・マネジメント
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、本日の開示資料「東京証券取引所市場第一部への上場市場変更承認に関するお知らせ」に記載のとおり、株式会社東京証券取引所の承認を受け、平成30年12月13日をもって、東京証券取引所マザーズ市場から同取引所市場第一部へ市場変更することになりました。

今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更における形式要件(流通株式比率)の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることを目的として行うものです。

スケジュール

発表日 2018/11/21 (水)
予定期間 2018/12/07 (金) ~ 2018/12/11 (火)
実施日 2018/12/07 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 946 円
分売枚数 2,900 枚 前日終値 1,137 円
申込上限 2 枚 分売価格 1,115 円
PER 15.91 倍 割引率 -1.93 %
PBR 6.49 倍 発表日比 17.86 %

株式情報

発行済株数 7,546,880 株 時価総額 8,415 百万円
浮動株数 1,313,157 株 浮動株総額 1,464 百万円
分売株数 302,000 株 分売総額 337 百万円
前日出来高 194,100 株 出来高/分売数 64.27 %
対株式数比 4.00 % 浮動株比率 17.40 %
対浮動株比 23.00 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに500枚程度と流動性は高い。

2018年6月以来半年ぶり2回目の分売実施となっている。

同日に12月13日付けでの東証1部への市場変更が承認されており、上場日からちょうど1年のタイミングとなる。

前回の分売後でも流通株式比率が34.7%程度とごく僅かに不足していたため、今回の分売で1部要件は満たせる。

今期業績は売上高+38%、営業利益+21%と大幅な増益を見込んでいるが、3Q時点で前年同期比-18%という状況を見ると金融機関の融資厳格化など影響もあるとみられる。

前期の4Q単体は赤字だったことを踏まえても今期業績予想が達成できるかどうかはやや疑問符が残るところ。

PER10.3倍、3.44倍の株価水準は景気変動の影響を受けやすい不動産株で昨今の業界事情により全体的に売り込まれていることを考えると特段割安というわけではない。

年間配当は12.5円で利回りは1.1%ほど。同日に株主優待新設を発表しており、通常の優待にあまり価値はなさそうだが記念優待の方はクオカード5,000円分とインパクトが大きい。

株価は5月に2,600円の大きな上ヒゲから半年間ずっと下落傾向にあって現状では1,000円も割ってしまっている。

前回の分売では分割前で値嵩株ということもあり終始分売価格割れの酷い結果となったが、さすがに今回は手頃な株価で優待権利も近いためそこまでのことにはならなさそう。

新興株にありがちな異常な割高感があるということもなく、優待権利も近いためある程度の利益は出そう。

1部指定を材料に当日まで急騰しすぎなければ現時点では参加方向で検討しておきたい。

12/6追記:

前日には-7%と大きく売り込まれているが、表面上でも2%割れ、買い気配を基準とした実質割引率1.5%は渋い。

出来高の割に分売数量が多く板もあまり厚くないため、同値近辺か分売価格割れでの寄り付きも想定される。

優待新設でストップ高を含めて200円近い窓を空けているため、テクニカル的には窓埋め方向にも動きそう。

優待権利は12月で利回りは高いため優待狙いの買いも多少はありそうだが、分売数量的に需給悪化が懸念される。

元から利幅も望めない案件であるため、一応は朝の気配での判断としておくが見送りでも問題なさそう。

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