ニッキの立会外分売分析

銘柄名 6042】 ニッキ
市場 東証2部
信用区分 信用
実施目的 当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。

スケジュール

発表日 2018/11/13 (火)
予定期間 2018/11/20 (火) ~ 2018/11/22 (木)
実施日 2018/11/20 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,108 円
分売枚数 400 枚 前日終値 1,999 円
申込上限 10 枚 分売価格 1,940 円
PER 42.85 倍 割引率 -2.95 %
PBR 0.53 倍 発表日比 -7.97 %

株式情報

発行済株数 2,000,000 株 時価総額 3,880 百万円
浮動株数 328,000 株 浮動株総額 636 百万円
分売株数 30,000 株 分売総額 58 百万円
前日出来高 4,300 株 出来高/分売数 14.33 %
対株式数比 1.50 % 浮動株比率 16.40 %
対浮動株比 9.15 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに30枚程度と流動性は低い。

東証2部ではあるが、1部要件は大幅に未達であるため単純に大株主による売却目的の分売と考えられる。

決算での来期予想と実際の着地点が安定しておらず、ほぼ必ず毎年10月末に通期予想の修正を発表している。

ただ今期は当初とあまり変わらず通期は売上高-13%、営業利益-33%の大幅減益予想のため株価は鈍いまま。

年間配当は80円で利回りは4.1%ほど。株主優待はない。

PER7.28倍、PBR0.51倍の株価水準は割安感がある。

株価は5月発表の来期予想が大幅減益になっていたことから、失望売りで4,000円台からしばらく下落し続けて現在ではやっと2,000円台にて下げ止まっているように見える。

2,000円になると配当利回り4%ラインとなることから、配当狙いの買いも入りやすくこれ以上の下落は想定しづらい。

流動性には多少の不安要素はあるが、指標的にも割安な水準でありこの分売数量であればなんとかこなせそう。

配分の観点ではまず取得は困難だと思われるが、リスクは限定的であるため基本的には参加方針としたい。

11/19追記:

前日には節目の2,000円割れの水準まで売り込まれているにもかかわらず割引率が3%ある点は評価できる。

懸念だった流動性もこの分売数量であれば心配がいらない程度に改善しており、出来高1桁の案件ですら同値近辺で寄る前例を踏まえてもまず分売割れは想定しづらい。

何よりも指標的な割安感と配当利回り4%台という状況からはバリュー投資の観点での実需が期待できる。

どちらにしてもこの枚数での配分可能性は限りなく厳しいので深く考えずに参加してまったく問題なさそう。

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