ピクスタの立会外分売分析

板・出来高とも100枚程度と流動性は高くはない。

本則市場への市場変更は利益水準が大幅未達のため2部含めて現状では難しく、単純に大株主による売却と思われる。

ここ数年業績の浮き沈みが激しく安定していない。今期は3Q時点での営業利益進捗率は81％で概ね順調に着地しそう。

PER195倍、PBR5.93倍の株価水準は非常に割高。

配当は無配で株主優待もなく、株主還元策に乏しい。

株価は1,800円前後のレンジで取引されているが、直近1ヶ月で1,600-2,200円まで幅がありボラティリティが高い。

分売数量は少ないので基本的には参加方向で良さそうだが、もう少し板が厚くならないと積極的には参加しづらい。

当日までに流動性が改善されることに期待したい。

11/20追記：

発表日から1割程度は売り込まれているが、板が薄いこともあってこの価格ではあまり値ごろ感はない。

1日で100円程度平気で動く日もあり難易度が高い。

分売数量は少ないが、当日の市況の影響次第では同値近辺での寄り付きで分売割れの可能性もありそう。

指標的な割高さからあまり安心して保有しづらい点も踏まえて当日朝の気配を見ての参加判断としたいが、先物が軟調な現状であれば見送り方向が無難ではないか。