エランの立会外分売分析
銘柄名 | 【6099】 エラン |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 当社株式の分布状況改善および流動性向上を目的とするものです。 |
スケジュール
発表日 | 2018/11/09 (金) |
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予定期間 | 2018/11/28 (水) ~ 2018/12/04 (火) |
実施日 | 2018/11/28 (水) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 2,847 円 |
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分売枚数 | 6,800 枚 | 前日終値 | 3,020 円 |
申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 2,930 円 |
PER | 149.23 倍 | 割引率 | -2.98 % |
PBR | 12.74 倍 | 発表日比 | 2.92 % |
株式情報
発行済株数 | 15,130,000 株 | 時価総額 | 44,331 百万円 |
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浮動株数 | 1,210,400 株 | 浮動株総額 | 3,546 百万円 |
分売株数 | 662,000 株 | 分売総額 | 1,940 百万円 |
前日出来高 | 416,400 株 | 出来高/分売数 | 62.90 % |
対株式数比 | 4.38 % | 浮動株比率 | 8.00 % |
対浮動株比 | 54.69 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | ※昼休み中に発表のため発表日終値は前場終値
板は300枚程度、出来高1,000枚以上と流動性は非常に高い。 分売発表と同時に2018年12月末日付けでの1:2の株式分割および通期業績の上方修正のポジティブ材料が出ている。 既に東証1部で特段の分売実施の必要性は感じられないが、上限株数が緩いことから単純に株価上昇で大株主が保有株を売却したくなったのではないかと考えられる。 今期業績は売上高+20%、営業利益+37%と強気の予想となっており、前述のとおり通期予想を当初よりしているものの前年同期比と比べるともう少し上振れ余地はありそう。 内需ストックビジネス銘柄で手堅い需要が期待できるため、成長株投資家に好まれそうな銘柄のように感じる。 年間配当は12円で利回りは0.4%ほど。株主優待はない。 PER53.7倍、PBR10.9倍の株価水準は割高感がある。 株価はここ2年で5倍近くなっており、日足・週足ともに時々押し目を作りながら右肩上がりで上昇している。 ここ半年ほどは2,500-3,500円のレンジで推移している。 短期的には分売による需給悪化で下落しそうだが、中長期的には程よい押し目買いの時期になるかもしれない。 18億円規模となると重そうだが、貸借銘柄であることと流動性は高いのでそれなりの利益は出そうな案件にみえる。 この価格帯での大規模案件はあまり例が多くないが、ビジョン、セリアの事例など比較的堅調に推移している。 当日まで日数が長いので空売りの入りに期待したい。 11/27追記: 発表日と変わりない価格帯だが、前日には大きく売り込まれている割には3%の割引率があるのは評価したい。 空売りも分売数量の4割近く入っており統計上まず分売価格割れはなさそうだが、値嵩株は売り物が出やすいことを考慮すると上値は重い展開になるかもしれない。 心配であれば朝の気配を見てからでも悪くはない案件。 この規模の案件となると寄り後の値動きはあまり例がなく想像しづらいが、3,000円割れで反発するか見極めたい。 |