イー・ギャランティの立会外分売分析

板は300枚以上、出来高1,000枚以上と流動性は高い。

2018年3月以来6ヶ月ぶり4回目の分売となっている。

毎年のように権利日直前に分売を実施しており、同じパターンであることから個人株主増加策の一環とみられる。

8月15日を基準日として1:2の株式分割をしている。

今期業績は売上高+11％、営業利益+10％を見込んでおり、1Q時点で前期比で同程度の増益となっており順調そう。

配当は期末一括配当11.25円で利回りは1.0％ほど。

株主優待として3月権利でクオカード1,500円の設定があり、総合利回りは2.2％ほど。9月権利は特にない。

PER30.3倍、PBR5.98倍の株価水準はやや割高感がある。

株価はここしばらくは1,000-1,150円の比較的狭いレンジで取引されており、底値としては1,000円が意識される。

出来高の割には分売数量は少なく、毎度それなりに利益の出ている案件であることから堅調な展開を予想する。

あまり上がりすぎないのであれば基本参加でよさそう。

これまでも寄りで売るよりも引けまで引っ張ったほうが利益が伸びる傾向にあるが今回はどのように動くのか。

9/23追記：

分売前日に株価は釣り上がっている割には前回と同様に割引率が2％と渋く前日始値より高いのは残念なところ。

とはいえ逆に言えば6日連続陽線の状況では上昇基調にある点はポジティブであり、分売数量は前日出来高の半分以下であることから全勝の過去3回のように利益は出そう。

過去全て当日は陽線になっていることから寄りで売らずに少し引っ張った方が利益は出るかもしれない。