ジェイテックコーポレーションの立会外分売分析

銘柄名 3446】 ジェイテックコーポレーション
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、平成30年2月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしました。更に、社会的な認知や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部への市場変更申請について具体的に準備を進めております。

今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更に向けて、当社株式の分布状況の改善及び 流動性向上を目的として行うものであります。

ただし、何らかの理由で市場第一部の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部への市場変更が認められない可能性があります。

スケジュール

発表日 2018/09/10 (月)
予定期間 2018/09/27 (木) ~ 2018/10/03 (水)
実施日 2018/09/27 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 4,905 円
分売枚数 1,800 枚 前日終値 5,740 円
申込上限 1 枚 分売価格 5,596 円
PER 142.70 倍 割引率 -2.51 %
PBR 24.37 倍 発表日比 14.09 %

株式情報

発行済株数 7,557,000 株 時価総額 42,289 百万円
浮動株数 - 株 浮動株総額 - 百万円
分売株数 150,000 株 分売総額 839 百万円
前日出来高 313,000 株 出来高/分売数 208.67 %
対株式数比 1.98 % 浮動株比率 - %
対浮動株比 - %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は200枚程度、出来高は1,000枚以上と流動性は高い。

分売目的として東証1部への市場変更を目指しているが、2018年2月にマザーズに上場しているため1年ルールにより最短でも来年2月以降での話となり、すぐという話ではない。

流通株式比率は上場時の売出などの状況を踏まえると35%前後のため、この分売も含めれば問題ないようにみえる。

上場直後のため一番の問題は株主数で、直近の有報が未公表のため推測できないが未達であることは間違いなさそう。

理論上はこの分売でみなし株主数は1,500名増えるが、12月末の株主次第ではさらに分売など実施する可能性もある。

今期業績は売上高+39%、営業利益+66%の高成長な予想とはなっているが、元から下期偏重型の業績推移のせいか3Q時点では営業利益の進捗率60%でなんとも評価がしづらい。

PER109.9倍、PBR15.3倍の株価水準はかなり割高。

年間配当は無配で優待もなく、株主還元策に乏しい。

株価は上場後に一時13,000円台を付けてからは見事な右肩下がりのチャートになっており、値動きが激しい。

株数など類似案件ではMS-Japanなどが近く、売り一巡後は上に抜ける可能性もあるがリスクの高い案件となる。

この手は敬遠して参加者が少なければ割れず、参加者が増えれば寄りの売り物が増えて割れる案件となりそう。

9/26追記:

分売発表後から10%以上上昇しており、一時6,500円台の上ヒゲを付けてからは6,000円割れまで売られている。

5,700円以下の買い板は厚いが、値嵩株は売りが出やすいことを考慮すると安心して参加できる案件とは言いづらい。

とはいえリスクは高いが朝の気配を見て買い需要がある程度あるのであれば短期的な利益は狙えるのではないか。

ただ指標的にはかなり割高な水準で需給だけで動いている状況であり、1部昇格目的としても中期保有はしづらい。

立会外分売銘柄情報

Copyright © 2015 立会外分売研究所 All Rights Reserved.