太洋工業の立会外分売分析

銘柄名 6663】 太洋工業
市場 JASDAQ
信用区分 信用
実施目的 当社株式の分布状況の改善及び流動性向上のため

スケジュール

発表日 2018/08/22 (水)
予定期間 2018/08/29 (水) ~ 2018/09/04 (火)
実施日 2018/08/29 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 568 円
分売枚数 2,000 枚 前日終値 540 円
申込上限 10 枚 分売価格 524 円
PER 2509.58 倍 割引率 -2.96 %
PBR 1.76 倍 発表日比 -7.75 %

株式情報

発行済株数 5,872,000 株 時価総額 3,077 百万円
浮動株数 886,672 株 浮動株総額 465 百万円
分売株数 180,000 株 分売総額 94 百万円
前日出来高 53,700 株 出来高/分売数 29.83 %
対株式数比 3.07 % 浮動株比率 15.10 %
対浮動株比 20.30 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は100枚程度だが出来高は10枚前後と流動性に乏しい。

2017年2月以来1年半ぶり2回目の分売実施となっている。

典型的な同族会社で時価総額や利益要件が未達のため、東証本則市場への上場に関しては遠く及ばない状態。

前回の分売では社長の細江美則氏による売却であったため、今回も同じような売却ではないかと考えられる。

売上高営業利益率は例年1%前後で営業利益も1億円もないような状態が続いており、前期も期末で下方修正をしたように僅かな損失が出るだけで赤字転落の危険性がある。

年間配当は3円で利回りは0.6%ほど、株主優待はない

PER301倍、PBR0.95倍の株価水準は割高だが、やはりPBR基準は意識されるのかこれ以上はあまり下落しそうにない。

前回の分売では意外と利益は出たが、今回は株数が1.8倍で流動性が以前より低いことから厳しいのではないか。

下値リスクは限定的だが、優待もなく割高な株価で成長性もないため銘柄としての参加メリットもなさそう。

基本的には見送り方向で検討しておきたい。

8/28追記:

値決め日には売り込まれており、分売価格は年初来安値以下になっているという点については評価できる。

ただ多少流動性は増えているが分売数量を加味すると前回のように利益が出ることも想定しづらい。

同値近辺になりそうな気はするが、この価格帯の案件はリスクが限定的なので派手に割れることは想定しづらい。

ただ割に合うかは微妙なため見送りでも問題なさそう。

一応PBR1倍割れの水準では買い需要もあるとみて、朝の気配確認は必須だが良さそうであれば打診で参加を検討か。

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