ダブルスタンダードの立会外分売分析
銘柄名 | 【3925】 ダブルスタンダード |
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市場 | 東証マザーズ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社は、東京証券取引所マザーズ市場に上場しておりますが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めております。
今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更における形式要件の充足のために株式の流動性向上及び株主数増加並びに株式分布状況の改善を図るものであります。 ただし、形式要件の充足を含め、何らかの理由で市場第一部の基準を満たさないと判断された場合には、市場変更が認められない可能性があります。 |
スケジュール
発表日 | 2018/08/16 (木) |
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予定期間 | 2018/08/31 (金) ~ 2018/09/06 (木) |
実施日 | 2018/08/31 (金) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 5,590 円 |
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分売枚数 | 4,000 枚 | 前日終値 | 5,160 円 |
申込上限 | 3 枚 | 分売価格 | 4,979 円 |
PER | 103.71 倍 | 割引率 | -3.51 % |
PBR | 25.56 倍 | 発表日比 | -10.93 % |
株式情報
発行済株数 | 6,720,000 株 | 時価総額 | 33,459 百万円 |
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浮動株数 | 604,800 株 | 浮動株総額 | 3,011 百万円 |
分売株数 | 334,000 株 | 分売総額 | 1,663 百万円 |
前日出来高 | 387,100 株 | 出来高/分売数 | 115.90 % |
対株式数比 | 4.97 % | 浮動株比率 | 9.00 % |
対浮動株比 | 55.22 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 発表日時点でストップ高気配のため流動性は単純には評価できないが、需給面を無視すれば当面十分な流動性はある。 2018年5月に続き3ヶ月ぶり2回目の分売実施となっている。 前回に引き続き東証1部指定替えの要件充足として2018年3月末現在の株主数1,233名を増加させるためと表面上はなっているが、急騰局面で売り抜けたいだけにも見える。 1Q決算発表と同時に通期業績を上方修正しており、今期は売上高+32%、営業利益+54%と強気の予想となっている。 年間配当は24円で利回りは0.4%ほど。株主優待はない。 PER61.2倍、PBR26.3倍の株価水準は異常に割高。 株価はこれまで3,000-4,000円近辺のレンジだったが、前述の材料でストップ高を付けた翌日もさらに大陽線をつけて短期で株価は1.6倍近くまで急騰している。 前回の分売ですら株価は水面下でしばらく上値が重かったことを考えると、時価で18億円規模を捌くには無理がある。 なおかつこれだけ材料株化してしまうとボラティリティも高く値動きだけで割引率分が吹っ飛んでしまう案件でもあり、分売日までには一旦高値を付けてしこり玉が増えそう。 高値圏でハイリスクな案件であり、とてもまともに評価したら買える水準ではないため見送りを推奨したい。 8/30追記: 分売発表後には出来高を伴って上昇しており、前日には売り込まれているが3.5%の割引率は評価できる。 5,000円以上の買い板もそれなりに厚くなっており、出来高が増加していることもあって多少の売りは吸収できそう。 かといって安心できる案件ではないため、参加者が増加して売り物が増えれば分売割れの展開にもなりそう。 やはりハイリスクな案件には変わりないため、朝の気配が良ければ打診で参加を検討することにしたい。 |