エヌリンクスの立会外分売分析

銘柄名 6578】 エヌリンクス
市場 JASDAQ
信用区分 信用
実施目的 当社は、平成30年4月に東京証券取引所JASDAQ市場に上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第二部への市場変更を目指しております。

今回の立会外分売は、形式要件の充足のために株式の流動性向上及び株主数増加並びに株式分布状況の改善を図るものであります。

スケジュール

発表日 2018/08/09 (木)
予定期間 2018/08/24 (金) ~ 2018/08/29 (水)
実施日 2018/08/24 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,218 円
分売枚数 800 枚 前日終値 2,267 円
申込上限 4 枚 分売価格 2,198 円
PER 29.88 倍 割引率 -3.04 %
PBR 6.81 倍 発表日比 -0.90 %

株式情報

発行済株数 2,361,200 株 時価総額 5,190 百万円
浮動株数 - 株 浮動株総額 - 百万円
分売株数 60,000 株 分売総額 132 百万円
前日出来高 14,400 株 出来高/分売数 24.00 %
対株式数比 2.54 % 浮動株比率 - %
対浮動株比 - %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板・出来高ともに200枚程度と流動性はまずまず。

2018年4月にJASDAQに上場しており、今回は東証2部への市場変更に向けての株主数増加目的とみられる。

ちょうど2月決算で分売日すぐに半期決算日となり株主数が確定するため、この時期に実施するとみられる。

ただ上場前は株主数が7名で全株を取締役だけで保有しており、上場後でも流通株式比率は20%足らずしかない。

2部要件の30%を満たすにはさらに18万株程度の分売や売出が必要なため、直近すぐに指定替えということはなさそう。

今期業績は売上高+22%、営業利益+11%を見込んでおり、1Q時点で当初予想の2Q予想を既に達成してしまっていることから2Qの業績予想を上方修正している。

通期予想は据え置いているが、ここまま好調に推移するのであれば通期でも上ブレの可能性が高い。

年間配当は無配、株主優待もなく株主還元策に乏しい。

PER21.5倍、PBR7.43倍の株価水準は高収益のためPER基準では市場平均並みだが、PBR基準では割高感がある。

株価は初値がほぼ天井で以降は下降気味で推移しており、株価レンジとしては2,100-2,000円で取引されている。

割高感はないが、元から浮動株が少ないところで分売実施による需給悪化により上値は重くなりやすそう。

分売割れも含めて同値近辺での寄り付きとなりそうで、参加するにしても当日の気配を見て判断することにしたい。

8/23追記:

実施前日には売り込まれているが、それまでに上昇していた影響で分売価格は発表日終値とあまり変わりがない。

普段なら打診程度で参加してもよいが、昨今の分売状況を見ると分売数量は少なくても厳しいのではないか。

逆に参加者が少なければ微益程度は出る可能性もある。

やはり分売価格前後での寄り付きで分売価格割れも十分想定できる状況であり、当日朝の気配で最終判断したい。

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