東京自働機械製作所の立会外分売分析

銘柄名 6360】 東京自働機械製作所
市場 東証2部
信用区分 信用
実施目的 当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を図るため。

スケジュール

発表日 2018/07/27 (金)
予定期間 2018/08/17 (金) ~ 2018/08/23 (木)
実施日 2018/08/17 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,050 円
分売枚数 700 枚 前日終値 1,775 円
申込上限 20 枚 分売価格 1,721 円
PER 68.04 倍 割引率 -3.04 %
PBR 2.31 倍 発表日比 -16.05 %

株式情報

発行済株数 1,452,000 株 時価総額 2,499 百万円
浮動株数 377,520 株 浮動株総額 650 百万円
分売株数 72,000 株 分売総額 124 百万円
前日出来高 3,100 株 出来高/分売数 4.31 %
対株式数比 4.96 % 浮動株比率 26.00 %
対浮動株比 19.07 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板・出来高ともに30枚程度と流動性に乏しい。

諸条件大幅未達のため、当面1部昇格の可能性はない。

ここ数年間はしばらくは大きな株主の異動がないため推測はしづらいが、筆頭株主で27万株を保有するJTかその他の大株主からの保有株売却目的ではないかと考えられる。

今期業績は売上高+18%、営業利益+18%を見込んではいるものの、同日発表の1Q決算では前期比7割増の赤字拡大となっているため目先の失望売りが出そうなところ。

年間配当は40円で利回りは2.3%ほど。株主優待はない。

PER8.84倍、PBR0.60倍の株価はやや割安感がある。

株価は板が薄いため飛び飛びではあるが、今年に入ってからは概ね1,800-2,000円近辺で取引されている。

指標的には割安なものの、発行済株式が元から少ないことや固定株主が多いことから流動性リスクがあるといえる。

この状態で発行済株式の5%もの分売を捌くには流動性からして需給面で厳しいのではないかと考えられる。

よって短期的には分売割れの可能性も高く、中長期向きである程度仕込みたいなど上級者向けの案件となりそう。

よほど条件が良くなければ見送りで問題なさそう。

8/16追記:

分売発表後には窓を開けて大きく売り込まれており、一時1,700円割れまで売り込まれているが反発している。

板は相変わらずの薄さのため短期的には分売割れの可能性が高いが、参加者が限られれば指標的に割安な銘柄は意外と売り一巡後は堅調な動きを見せる可能性もある。

どちらかというと塩漬けでも構わない中長期狙いの割安株投資家向けの案件で、基本的には見送り方向としたい。

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