一家ダイニングプロジェクトの立会外分売分析
銘柄名 | 【9266】 一家ダイニングプロジェクト |
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市場 | 東証マザーズ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社は、平成29年12月12日に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしましたが、さらなる社会的な認知度向上や信用力を高め、企業価値の向上を図ることを目的とし将来的に東京証券取引所市場第一部への市場変更を目指しており、その形式要件の充足を図るために行うものであります。 |
スケジュール
発表日 | 2018/07/02 (月) |
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予定期間 | 2018/07/09 (月) ~ 2018/07/11 (水) |
実施日 | 2018/07/09 (月) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 3,265 円 |
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分売枚数 | 3,700 枚 | 前日終値 | 2,799 円 |
申込上限 | 20 枚 | 分売価格 | 2,715 円 |
PER | 53.04 倍 | 割引率 | -3.00 % |
PBR | 19.74 倍 | 発表日比 | -16.85 % |
株式情報
発行済株数 | 3,069,600 株 | 時価総額 | 8,334 百万円 |
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浮動株数 | 457,370 株 | 浮動株総額 | 1,242 百万円 |
分売株数 | 153,400 株 | 分売総額 | 416 百万円 |
前日出来高 | 48,000 株 | 出来高/分売数 | 31.29 % |
対株式数比 | 5.00 % | 浮動株比率 | 14.90 % |
対浮動株比 | 33.54 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに200枚程度と流動性はまずまず。 分売目的には東証1部への市場変更目的とはなっているが、1年ルールを勘案すると最低でも今年12月以降となる。 それどころか形式要件の利益合計すら未達であるため、実際のところは今期末の有報提出後になると見込まれ、実質的には最短でも1年近く後になるのではないかと考えられる。 なんとなく株価が上場来安値に接近しているため、最近流行りの分売を高値で捌くための口実とみられる。 6月14日基準には1:2の株式分割を実施している。 年間配当は無配。株主優待を新設しており、3,9月権利にて5,000円相当の設定があり、総合利回りは2.5%ほど。 PER44.5倍、PBR750倍の株価水準は割高といえる。 株価が前述の優待新設を材料に翌日ストップ高を付けたが、見事にそこが天井となって6月には12営業日連続陰線を付けるなど高値からは-40%近くまで売り込まれている。 値嵩株であることや分売価格・数量などが先日のグローバル・リンクと酷似しており、現状の流動性のまま分売を実施すれば分売価格割れの結果になりそうな雰囲気がする。 これだけ売り込まれても割高な水準にあり、相当流動性が増加するなどの環境の変化がない限りは見送りとしたい。 7/6追記: 発表日から新興市場の市況悪化などを受けて続落しており、分売価格は発表比では-16%近くとなっている。 節目の3,000円も割れて上場来安値となっており、そろそろ反発してもよさそうな水準ではあるが、さすがに2ヶ月で半値になっていると追証売りや見切り売りが加速しそう。 需給でいえばなんとか捌けなくもないといった数量ではあるが、寄りは同値近辺で分売割れも視野に入れたい。 市況が不安定なことも含めて当日朝の気配で判断したい。 |