オーシャンシステムの立会外分売分析
銘柄名 | 【3096】 オーシャンシステム |
---|---|
市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図ることを目的として行うものであります。
本立会外分売に関して、当社の主要株主である樋口勤から、その保有する当社株式について売却意向の連絡を受けており、約定結果によっては当社の「主要株主の異動」が発生する可能性があります。「主要株主の異動」の発生を認識した場合は、速やかにお知らせいたします。 |
スケジュール
発表日 | 2018/06/12 (火) |
---|---|
予定期間 | 2018/06/21 (木) ~ 2018/06/25 (月) |
実施日 | 2018/06/21 (木) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,005 円 |
---|---|---|---|
分売枚数 | 13,200 枚 | 前日終値 | 992 円 |
申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 960 円 |
PER | 15.19 倍 | 割引率 | -3.23 % |
PBR | 8.50 倍 | 発表日比 | -4.48 % |
株式情報
発行済株数 | 10,833,000 株 | 時価総額 | 10,400 百万円 |
---|---|---|---|
浮動株数 | 3,130,737 株 | 浮動株総額 | 3,006 百万円 |
分売株数 | 540,000 株 | 分売総額 | 518 百万円 |
前日出来高 | 17,800 株 | 出来高/分売数 | 3.30 % |
対株式数比 | 4.98 % | 浮動株比率 | 28.90 % |
対浮動株比 | 17.25 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
---|---|---|---|
評価コメント | 板は150枚程度、出来高は数十枚と流動性は低い。 分売目的のとおり会長で第2位株主の樋口勤氏が保有する126.3万株のうち54万株を売却予定となっている。 創業者一族で保有株の4割程度を保有する同族会社であることから本則市場への市場変更の可能性はあまり考えられず、株価は上場来高値圏であることから換金売り目的とみられる。 年間配当は12円で利回りは1.2%ほど。株主優待として3,9月権利の200株で新潟県魚沼産コシヒカリ3kgの設定がある。 PER15.5倍、PBR1.44倍の株価水準は市場平均並み。 株価は950-1,000円の非常に狭いレンジで取引されており、長期的には徐々に下値を切り上げてきている。 10年チャートなどを見ても長期投資には適していそうな銘柄に見えるが、需給が悪化するとどうなるかは読めない。 単純な会社関係者による売り抜け案件ではいいイメージがなく、発行済株式の5%を捌くには無理があると思われる。 現状の流動性のままであれば分売割れの可能性が高く、分売後の上値も重そうなので見送り方針としておきたい。 6/20追記: 節目の1,000円割れの水準まで売り込まれており、分売価格は4ヶ月ぶりの安値圏で割引率が高い点は評価できる。 しかし流動性はほとんど改善しておらず、前日出来高の50倍近くを捌き切るには無理があるものと思われる。 テクニカル的には分売価格は魅力的だが、短期的には分売割れを含めて売りが一巡するまでは上値が重そう。 当日の気配で相当な買い需要がなければ見送りたい。 |