グローバル・リンク・マネジメントの立会外分売分析

銘柄名 3486】 グローバル・リンク・マネジメント
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、平成29年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場しました。今後更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的に、東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行うことを、取締役会で決議しました(本日開示「東京証券取引所市場第一部への変更申請予定に関するお知らせ」を参照)。

今回の立会外分売は、その形式要件の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性を図ることを目的として行うものです。

スケジュール

発表日 2018/06/11 (月)
予定期間 2018/06/26 (火) ~ 2018/06/29 (金)
実施日 2018/06/26 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 3,885 円
分売枚数 3,600 枚 前日終値 3,485 円
申込上限 2 枚 分売価格 3,394 円
PER 21.09 倍 割引率 -2.61 %
PBR 7.37 倍 発表日比 -12.64 %

株式情報

発行済株数 3,678,400 株 時価総額 12,484 百万円
浮動株数 492,906 株 浮動株総額 1,673 百万円
分売株数 183,800 株 分売総額 624 百万円
前日出来高 25,200 株 出来高/分売数 13.71 %
対株式数比 5.00 % 浮動株比率 13.40 %
対浮動株比 37.29 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに300枚程度と流動性はそれなりにある。

2017年12月13日に東証マザーズに上場している。

東証1部への市場変更目的を掲げてはいるものの、1年ルールによりどんなに最短での年末頃になると思われる。

分売発表日にてちょうど上場日から180日で、大株主のロックアップ解除となることから最近流行りの1部上場をネタにして高値で分売を捌くためのエサと見るべきであろう。

分売発表日の前日を基準日として1:2の株式分割をしているのも今回の分売に関係したスケジュールとみられる。

分売実施日は半期の権利日であるため、2017年12月末現在の株主数が931名のところが分売後は1部基準の2,200名に対してどこまで増加しているのかが注目されるところ。

流通株式比率も現在多く見ても29.4%程度であり、分売後でやと34.4%ということからさらに分売やPOが必要か。

今期業績は売上高+39%、営業利益+22%と引き続き好調な成長性を見込んでおり、1Q時点で上期予想を上方修正しているが通期は据え置いているため上ブレ余地はありそう。

年間配当は25円で利回りは0.6%ほど。株主優待はない。

PER15.6倍、PBR5.24倍の株価水準は一見成長性の割には安いが不動産業であることを考慮すると市場平均並み。

株価は新興銘柄のため値動きが激しいが、3,000-4,000円のレンジを中心として取引されているところ。

5月に一時5,000円台の上ヒゲをつけてからは上値は重い。

流動性はそれなりにあるのである程度は捌けそうな気もするが、値嵩株は売りが出やすいため分売割れの可能性も含めて参加しても利益が出るかは微妙なところ。

6/25追記:

株価はチャート上の安値圏まで売り込まれており、分売価格も4月以来2ヶ月ぶりの安値水準となっている。

ただ値嵩株であるため売りが出やすいことを考えると、7億円規模の分売ということを踏まえても少し厳しそう。

ここで反発してくれればいいが、もし仮に下抜けするようであれば当面の上値は重い展開にもなりやすい。

おそらくは分売価格付近での寄り付きとなりそうで、安心して参加できる案件とはいえないため、当日朝の気配を見てそれなりに買い需要がなければ見送りたい。

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