ミズホメディーの立会外分売分析

板は150枚、出来高300枚程度と流動性はやや高い。

昨年1月に続き10ヶ月ぶり2回目の分売実施となっている。

市場変更の観点からは、東証1部への直接上場ができる時価総額は満たしており残りは株主数だけの模様。

5月末日基準での1:2の株式分割を予定しており、6月末の2Q権利日に向けての株主数増加策の一環と考えられる。

今期業績は売上高13％増、営業利益7％増の予想となっており、既に1Q時点で通期進捗率60％で半期予想を上方修正しているが、通期予想は据え置いたままになっている。

そのため、おそらくは通期業績も上振れの可能性が高い。

年間配当は分割前換算で年間45円で利回りは0.7％ほど。

株主優待は特に設定されていない。

PER33.9倍、PBR11.3倍の株価水準はやや割高感がある。

株価は昨年11月頃から上昇を続けて2倍以上なっており、75日線がサポートになって下値を切り上げている。

ちょうど現在の水準であれば押し目に近い感じもするが、1日に200～300円動く日もありボラティリティは高い。

分売数量が多いわけではないが、値嵩株であることを踏まえると少しリスクの高い案件になりそうな感じがする。

当日までの値動きを見極めて参加判断をしたい。

5/23追記：

前日には大きく売り込まれており、分売価格は75日線に接近しているため反発が期待できるラインにはある。

ザラ場引けとなっているため実質的な割引率は低いのは残念だが、出来高はあるので何とかなりそうな感じもする。

とはいえ値嵩株は上にも下にも飛びやすいため、ハイリスクな案件だがうまくいけば利益も期待できそう。

当日朝の気配を確認した上での参加判断としたい。