日本モーゲージサービスの立会外分売分析

銘柄名 7192】 日本モーゲージサービス
市場 東証2部
信用区分 信用
実施目的 当社は、平成29年12月に東京証券取引所市場第二部に市場変更いたしました。さらに、社会的な認知や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部指定申請について具体的に準備を進めております。

今回の立会外分売は、その形式要件の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図ることを目的として行うものであります。

スケジュール

発表日 2018/05/14 (月)
予定期間 2018/05/30 (水) ~ 2018/06/04 (月)
実施日 2018/05/30 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,015 円
分売枚数 2,000 枚 前日終値 1,359 円
申込上限 1 枚 分売価格 1,318 円
PER 14.33 倍 割引率 -3.02 %
PBR 3.80 倍 発表日比 29.85 %

株式情報

発行済株数 7,137,000 株 時価総額 9,407 百万円
浮動株数 1,477,359 株 浮動株総額 1,947 百万円
分売株数 150,000 株 分売総額 198 百万円
前日出来高 80,100 株 出来高/分売数 53.40 %
対株式数比 2.10 % 浮動株比率 20.70 %
対浮動株比 10.15 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに150枚程度と流動性はまずまず。

1部昇格を目的とした分売となっているが、1年ルールを考慮すると1部承認は最短でも今年12月以降となる見込み。

また、2017年9月現在の株主数は1,278名と1部要件の2,200名には程遠いため、まずは株主数増加目的とみられる。

社長(の資産管理会社)の持分は26%程度のため、マザーズ銘柄にありがちな流通株式比率を上げるための無理な売出や分売の考慮は必要ない点は既存株主にはありがたい。

今期業績は営業収益7%増、営業利益2%増で着地とマイナス金利による特需の反動減で足踏みの結果となったが、来期については営業利益21%増の反発予想になっている。

年間配当は8円で利回りは0.6%ほど。優待は3月権利でクオカード1,000円分の設定があり、総合利回りは1.3%ほど。

PER13.0倍、PBR2.89倍の株価水準はやや割安感がある。

株価は緩やかな右肩上がりとなっており、時々押し目を作りつつも少しずつ下値を切り上げてきている。

直近では節目の1,000円や75日線を下回る水準まで売り込まれているが、ここで反発すれば上昇基調に戻りそう。

分売数量も多くなく、株価も割安な水準であることから当日もある程度の買い需要を集めて堅調になりそう。

基本的には上がり過ぎなければ参加方向としたい。

5/29追記:

分売発表直後からは1部指定思惑を材料に急騰しており、発表日基準では3割も上昇してしまっている。

それでも出来高は増加しており、買い板もそれなりにあることからこの分売数量では問題なく捌けると思われる。

ただし先物が下落傾向で下落状況によっては大きく影響を受けそうなので、最終判断は当日朝としておきたい。

高値圏での分売であることと最近の新興市場の市況が不安定なので、もし下に抜けるようであれば早めに見切るなど利確タイミングには注意することにしたい。

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