日本和装ホールディングスの立会外分売分析

銘柄名 2499】 日本和装ホールディングス
市場 東証2部
信用区分 信用
実施目的 当社は、平成30年5月1日付で、当社株式の東京証券取引所市場第一部指定申請を行いました。

今回の立会外分売は、市場第一部指定に向けて、当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を目的として行うものです。

ただし、何らかの理由で市場第一部の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部指定が認められない可能性があります。

スケジュール

発表日 2018/05/14 (月)
予定期間 2018/05/29 (火) ~ 2018/06/01 (金)
実施日 2018/05/29 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 549 円
分売枚数 8,200 枚 前日終値 618 円
申込上限 10 枚 分売価格 605 円
PER 90.74 倍 割引率 -2.10 %
PBR 21.01 倍 発表日比 10.20 %

株式情報

発行済株数 9,134,000 株 時価総額 5,526 百万円
浮動株数 1,580,182 株 浮動株総額 956 百万円
分売株数 400,000 株 分売総額 242 百万円
前日出来高 242,700 株 出来高/分売数 60.67 %
対株式数比 4.38 % 浮動株比率 17.30 %
対浮動株比 25.31 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに1,000枚以上と流動性は高い。

分売の常連銘柄で半年ぶり7回目の分売実施となっている。

前回の時点でも1部昇格目的を掲げていたが時価総額が不足しているため実際の申請は保留中だったところ、現在の株価であれば時価総額40億は超えているため問題なさそう。

ただ流通株式時価総額は20億円に僅か満たない状態のため、今回の分売実施に至ったものとみられる。

分売後であれば株価が1割程度下落しても問題なく、5月1日に1部申請であればあまり直近すぐではないが、比較的近いうちには問題がなければ東証から承認が降りそう。

今期業績は売上高1%増、営業利益4%増の微増予想だが、1Q決算は例年赤字のところビジネスモデル改善により今期初めてとなる黒字となったことから期待できそう。

年間配当は12円で利回りは2.2%ほど。株主優待として12月権利500株以上できものメンテナンス券(5,000円相当)の設定があるが、利用価値や換金価値は実際のところ皆無。

PER19.6倍、PBR2.10倍の株価水準は市場平均並み。

株価は年末にかけて急騰して乱高下していた頃から最近は400円近辺まで下落して落ち着いていたが、前述の1Q決算を好感して窓を開けて現在は500円台まで復帰している。

前回も意外高となったことを踏まえて、分売数量は倍だが流動性は充分あるため問題なく捌ききれると思われる。

低位株は比較的安定した利益が出やすいこと、1部昇格発表も近くありそうなことから基本は参加で良さそう。

5/28追記:

株価は発表日以降も1部指定時期の思惑から上昇を続けており、発表日から10%程度高値での値決めとなっている。

しかしながら前日には-5%程度売り込まれており、割引率は渋いが一定の押し目需要は期待できそう。

買い板の厚い600円の節目が意識され、下値リスクは限定的のためとりあえず参加しておいてよさそうな案件。

割引率も渋い低位株は値幅は少ないが思ったよりもなんとかなる展開が多いため、打診程度での参加としたい。

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