ノムラシステムコーポレーションの立会外分売分析

銘柄名 3940】 ノムラシステムコーポレーション
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、当社株式の東京証券取引所市場第一部銘柄指定審査の申請を行っております。

今回の立会外分売は、市場第一部形式要件を満たし株主及び投資家の皆様にとってより利便性が高まるよう株式の円滑な流通と公正な株価形成の確保を目指すべく、当社株式の分布状況の改善ならびに流動性の向上を図るために行うものであります。

ただし、何らかの理由で市場第一部銘柄指定の基準を満たさないと判断された場合には、同取引所への市場第一部銘柄指定は承認されない可能性があります。

スケジュール

発表日 2018/05/11 (金)
予定期間 2018/05/28 (月) ~ 2018/05/31 (木)
実施日 2018/05/28 (月)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,064 円
分売枚数 2,300 枚 前日終値 1,200 円
申込上限 10 枚 分売価格 1,170 円
PER 42.77 倍 割引率 -2.50 %
PBR 2.99 倍 発表日比 9.96 %

株式情報

発行済株数 5,643,600 株 時価総額 6,603 百万円
浮動株数 1,185,156 株 浮動株総額 1,387 百万円
分売株数 110,000 株 分売総額 129 百万円
前日出来高 98,100 株 出来高/分売数 89.18 %
対株式数比 1.95 % 浮動株比率 21.00 %
対浮動株比 9.28 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高とも100枚程度と流動性はまずまず。

分売目的のとおり1部指定替え目的の分売となっており、流通株式比率と流通株式数基準が微妙に1部要件を満たしていないが、分売後であれば条件は達成できる見込み。

それ以外の条件は問題なく、既に申請済みであることからしても比較的近いうちに承認されるものと考えられる。

今期業績予想は売上高・営業利益ともほぼ横ばいとなる2%増と前期までとは違って成長性には陰りが見られる。

PER23.1倍、PBR3.19倍の株価水準は市場平均並み。

年間配当は未定だが、配当性向から勘案すると前期並みの22円前後になると推定され、その場合の利回りは2.0%ほど。

株主優待は特に設定されていない。

株価は2月以降は乱高下しつつも上値を徐々に切り下げてきており、1,400円台から現在は1,000円台まで下落している。

当面の底値としては2月の前期決算を受けての来期予想失望売りに伴う1,000円割れが目安としては意識される。

銘柄として中期的に保有はしたくないが、短期勝負であれば需給面ではあまり心配はいらないと思われる。

分売数量はそれほど多くないので、もう少し流動性が増えてくれば若干の利益は出る案件になるのではないか。

5/25追記:

分売発表日以降から10%以上上昇しての値決めであり、あまり株価には値ごろ感がないのは残念なところ。

とはいえ出来高はそれなりにあるので、この分売数量であれば需給面ではあまり心配はいらないものと思われる。

そこまで利益の出る案件ではなさそうだが、とりあえずは市況が悪化しない限りは参加方向で問題なさそう。

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