2016年 ベストオブ分売&ワーストオブ分売

2016年も91件の立会外分売が実施され、今年も当たり外れの激しい年でした。
昨年通り中の人の主観が一切入らない、機械的手法でランキングを発表します

利益額(損失額)×枚数(単元株数)の総額=総利益をベスト・ワースト分売の評価基準としています。
例年通り比較対象は分売日当日の始値ではなく終値で評価しています。

ベストオブ分売

順位 日付 コード 銘柄名 分売数量 分売価格 当日終値 単元利益 総利益(万)
1位 11/16 6186 一蔵 2,700 1,194 1,355 +16,100 +4,347
2位 2/22 3457 ハウスドゥ 2,000 2,110 2,269 +15,900 +3,180
3位 5/11 3415 STUDIOUS 1,600 1,773 1,970 +19,700 +3,152
4位 11/29 3926 オープンドア 2,000 3,161 3,310 +14,900 +2,980
5位 11/1 7811 中本パックス 1,706 2,456 2,626 +17,000 +2,900
6位 3/25 6045 レントラックス 2,300 748 828 +8,000 +1,840
7位 5/17 4875 メディシノバ・インク 8,000 644 667 +2,300 +1,840
8位 6/7 6238 フリュー 600 2,260 2,560 +30,000 +1,800
9位 5/26 3228 三栄建築設計 2,552 1,164 1,225 +6,100 +1,557
10位 10/21 1433 ベステラ 600 3,424 3,660 +23,600 +1,416

正直今年に関しては総利益億超えの案件はないものの、第1位は一蔵の4000万円超えとなりました。
1万円抜きの銘柄で2700枚と枚数も比較的多く、1週間ほど放置でも2万円抜きが狙える良案件でした。

指標的に割安で、東証1部昇格投資法の絡みもあって中期的にも比較的堅調だったかもしれません。
反面、1部昇格発表翌日は寄りは強かったものの反落で終わったため、この手法も今後はあまり通用しないかも。

第2位は民泊銘柄ブームに乗ったハウスドゥ。寄りこそ弱かったものの終値は強く、スイングトレードでも数万抜き、売らずに数ヶ月持っていれば2倍と、売るタイミング次第で誰も損をせず高額の利益も狙える理想的な案件でした。
ただし秋の2回目の分売ではほぼ同値の微妙な結果に。時流に乗る考え方もある程度は必要でしょう。

第3位は越境EC銘柄のSTUDIOUS。当日前場では一時分売価格割れとなったものの引けでは強く2万円抜きに。
ただし翌日以降は反落して弱く、スイングトレードでも難易度の高い銘柄でした。
こちらも数ヶ月放置で株価は2倍になっており、現物放置作戦も悪くないかもしれません。

終値基準の評価なのでオープンドアは賛否両論かも。値動き的にはどちらかというと悪い印象しかありません。
中本パックスもトランプショックで投げ売りしていなければ中期的にまとまった利益となりました。
フリュー、三栄建築設計など指標的に割安な銘柄は安定した利益は上がりそうですね。

ワーストオブ分売

順位 日付 コード 銘柄名 分売数量 分売価格 当日終値 単元利益 総利益(万)
1位 6/13 1435 インベスターズクラウド 3,800 9,254 8,990 -26,400 -10,032
2位 4/26 4290 プレステージ・インターナショナル 11,005 1,260 1,216 -4,400 -4,842
3位 8/26 6182 ロゼッタ 1,940 3,593 3,505 -8,800 -1,707
4位 3/25 3852 サイバーコム 4,000 1,320 1,291 -2,900 -1,160
5位 8/18 3624 アクセルマーク 2,185 1,100 1,052 -4,800 -1,049
6位 2/26 4923 コタ 3,000 1,310 1,282 -2,800 -840
7位 4/26 6323 ローツェ 7,000 1,079 1,068 -1,100 -770
8位 9/27 3221 ヨシックス 3,980 1,595 1,577 -1,800 -716
9位 5/27 9959 アシードホールディングス 2,500 726 701 -2,500 -625
10位 2/9 7460 ヤギ 1,551 1,476 1,445 -3,100 -481

2016年ワーストオブ分売は言わずもがなインベスターズクラウドに決定!

1単元100万円弱という超値嵩株に加え、分売数量が38万株もあると分売総額は驚きの35億円規模に。
これは分売じゃなくてPO(公募・売出)でやれよって感じの案件でした。

当日は始値から-1万円の損失、終値ベースでは投げ売りも出て-2.6万円の損失に。
これだけの株数なら需給悪化は当然で、数日間は下げ続けて一時は1枚-20万円という脅威の損失になる始末です。
分売だからといって気軽に申し込んでいては自滅するという結果を見せつけてくれました。

なお12月に入ってやっと東証1部指定替えが発表されるもなお、分売組は救出されず。
クソ銘柄はさっさと損切りするに限るといういい教訓となりました。

第2位は-4,800万円規模の総損失のプレステージ・インターナショナル。

例の東京個別指導学院事件の直後だっただけに、空売りがあまり入らず始値ベースでは堅調だったものの終値までには分売価格を割ると投げ売りが出て軟調な結果となりました。
昨年は比較的取りやすく儲かる案件だっだけに、持ち越し組には手痛い結果となりました。

第3位は-1,700万円規模の総損失のロゼッタ。

始値からいきなり-1万円という厳しい結果でのスタートとなり、その後もずっと軟調でした。
PER100倍という時点で既にお察しな銘柄ですが、ファンダ面もある程度大事だと改めてよくわかります。

その他は仕手株の類はやっぱり手出し無用だとか、ヨシックスなどの恒例のダメ銘柄はやっぱりダメな結果となりました。

利益額ランキング

順位 日付 コード 銘柄名 分売数量 分売価格 当日終値 単元利益 利益率
1位 6/7 6238 フリュー 600 2,260 2,560 +30,000 +13.3%
2位 10/21 1433 ベステラ 600 3,424 3,660 +23,600 +6.9%
3位 5/11 3415 STUDIOUS 1,600 1,773 1,970 +19,700 +11.1%
4位 9/29 6161 エスティック 500 3,643 3,840 +19,700 +5.4%
5位 11/1 7811 中本パックス 1,706 2,456 2,626 +17,000 +6.9%
6位 11/16 6186 一蔵 2,700 1,194 1,355 +16,100 +13.5%
7位 2/22 3457 ハウスドゥ 2,000 2,110 2,269 +15,900 +7.5%
8位 11/29 3926 オープンドア 2,000 3,161 3,310 +14,900 +4.7%
9位 5/31 3923 ラクス 1,080 2,088 2,216 +12,800 +6.1%
10位 8/26 4248 竹本容器 1,000 1,674 1,799 +12,500 +7.5%

ベスト銘柄とほとんど一緒ですが、割安な銘柄については安定した利益が出る結果となりました。
割高な銘柄については当日は強くても翌日反落のパターンもあるので売り時は難しいところです。

損失額ランキング

順位 日付 コード 銘柄名 分売数量 分売価格 当日終値 単元利益 利益率
1位 6/13 1435 インベスターズクラウド 3,800 9,254 8,990 -26,400 -2.9%
2位 8/26 6182 ロゼッタ 1,940 3,593 3,505 -8,800 -2.4%
3位 8/18 3624 アクセルマーク 2,185 1,100 1,052 -4,800 -4.4%
4位 4/26 4290 プレステージ・インターナショナル 11,005 1,260 1,216 -4,400 -3.5%
5位 2/9 7460 ヤギ 1,551 1,476 1,445 -3,100 -2.1%
6位 3/25 3852 サイバーコム 4,000 1,320 1,291 -2,900 -2.2%
7位 2/26 4923 コタ 3,000 1,310 1,282 -2,800 -2.1%
8位 5/27 9959 アシードホールディングス 2,500 726 701 -2,500 -3.4%
9位 9/27 3221 ヨシックス 3,980 1,595 1,577 -1,800 -1.1%
10位 6/6 3445 RS Technologies 1,500 2,405 2,390 -1,500 -0.6%

絶対額でもインベスターズクラウドは堂々の第1位!
それ以外もほとんどワースト組とメンバーは変わらずという結果でした。

流動性に対して分売数量が多すぎる銘柄や割引率の渋い案件は厳しい結果となりました。
そういった案件に限って大量に配分されたりするので何でも申し込むには注意が必要です。

最近は当日朝の気配を見ないと需給が読めない銘柄も多いため、最終判断は経験と勘で決めるしかないでしょう。

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