インフォテリアの立会外分売分析

銘柄名 3853】 インフォテリア
市場 東証マザーズ
信用区分 貸借
実施目的 当社株式の流動性の向上及び株主数の増加を図るため。

なお、本立会外分売では、当社代表取締役社長の平野洋一郎及び当社副社長の北原淑行が、それぞれ保有する当社普通株式を売却する意向であります。

スケジュール

発表日 2018/03/19 (月)
予定期間 2018/04/04 (水) ~ 2018/04/06 (金)
実施日 2018/04/04 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,198 円
分売枚数 2,500 枚 前日終値 1,221 円
申込上限 80 枚 分売価格 1,197 円
PER 115.05 倍 割引率 -1.97 %
PBR 10.54 倍 発表日比 -0.08 %

株式情報

発行済株数 17,480,165 株 時価総額 20,924 百万円
浮動株数 6,153,018 株 浮動株総額 7,365 百万円
分売株数 250,000 株 分売総額 299 百万円
前日出来高 444,200 株 出来高/分売数 177.68 %
対株式数比 1.43 % 浮動株比率 35.20 %
対浮動株比 4.06 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに1,000枚以上と流動性は非常に高い。

3月26日付けでの東証1部指定替えを発表しており、一見すると1部指定要件の充足のためのようにも見える。

しかしながら分売目的で記載してある株主数要件や流通株式数・比率などは十分満たしており、特に分売実施の必要性は感じられないため、1部昇格材料に伴う株価高騰に乗じての売り抜け目的であると言われても仕方ないように思える。

年間配当は6円で利回りは1.9%ほど。株主優待はない。

PER87.5倍、PBR3.59倍の株価水準は非常に割高であり、短期的には問題ないが中期的には保有し続けたくない。

株価はここ半年間は三角持ち合いのような形で比較的落ち着いているが、以前は短期で数倍になるなど材料株化することが多かった銘柄であり値動きには注意は必要。

貸借銘柄ではあるが、注意喚起・日々公表銘柄に指定されているため想定ほどは空売りが入りにくい可能性はある。

とはいえこれだけ板が厚く流動性も高いのであれば、この分売数量は問題なく捌ききれるものと考えられる。

当日までに株価が上がり過ぎなければ参加としたい。

4/3追記:

それほど空売りは入っていないように見えるが、これだけ板が厚ければ分売割れの可能性はほぼなさそう。

割引率が渋いことと株価帯からすると際立った利益が出るわけではないが、板の非対称さからすると売り一巡後は1,250円くらいまでは戻しそうな感じもする。

ファンダ面ではとても買えないが、あくまでも短期的な需給面であれば問題なさそうなので参加方針としたい。

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