イー・ギャランティの立会外分売分析

板は500枚程度、出来高1,000枚以上と流動性は高い。

2017年3月以来1年ぶり3回目の分売実施となっている。

既に東証1部だが例年期末の権利日前に分売を実施しており、今回も同様に個人株主増加策の一環と思われる。

3月15日基準にて1:2の株式分割を実施している。

今期業績は売上高13％増、営業利益7％増と連続で過去最高益の更新予想となっており、3Q時点の進捗率は73％ほど。

年間配当は22.5円で利回りは1.2％ほど。優待は3月権利でクオカード1,500円の設定があり、総合利回りは2.0％ほど。

PER27.0倍、PBR5.02倍の株価水準はやや割高感がある。

株価は前回の分売から1年で倍近くになっており、日足が中期的に右肩上がりで理想的なチャートになっている。

75日線で下値のサポートになっているのが心強い。

板の厚さとこれだけの出来高があればこの分売数量は問題なく捌けてしまう数量であり、需給面での不安はない。

3月権利の優待取り需要もあるため、権利日の引けあたりまで持ち越した方が利益は出る展開かもしれない。

3/23追記：

前日の市況悪化の影響を受けて、前日には大きく売り込まれて発表日からは1割ほど下落しての値決めとなっている。

出来高もかなり増加しているため通常の相場であればそれなりの利益が出る案件だが、本日も大きく窓を開けて寄っているように市況が最悪の場合は割引率分下落しそう。

基本は参加方針で問題ないが、昨今の分売の状況からしても朝の気配を念のため確認してからの参加としたい。