大英産業の立会外分売分析

銘柄名 2974】 大英産業
市場 福証
信用区分 信用
実施目的 当社株式分布状況の改善及び流動性向上を目的として行うものであります。

スケジュール

発表日 2023/02/10 (金)
予定期間 2023/02/20 (月) ~ 2023/02/22 (水)
実施日 2023/02/20 (月)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,006 円
分売枚数 1,600 枚 前日終値 1,000 円
申込上限 10 枚 分売価格 970 円
PER 5.26 倍 割引率 -3.00 %
PBR 0.55 倍 発表日比 -3.58 %

株式情報

発行済株数 3,286,500 株 時価総額 3,188 百万円
浮動株数 269,493 株 浮動株総額 261 百万円
分売株数 100,000 株 分売総額 97 百万円
前日出来高 2,000 株 出来高/分売数 2.00 %
対株式数比 3.04 % 浮動株比率 8.20 %
対浮動株比 37.11 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板・出来高ともに数えるほどで流動性に乏しい。

株数からすると会長もしくは社長一族から売却のようだが、福証の上場維持基準は緩いため単純な売却目的と思われる。

なお東証スタンダードに鞍替えするにしても流通株式比率が圧倒的に不足しているため期待しないほうがいい。

年間配当は23円で利回りは2.3%ほど。株主優待は9月権利でクオカード1,000円分の設定があり総合利回り3.3%ほど。

PER4.53倍、PBR0.43倍の株価水準は割安感がある。

株価は板が飛び飛びなためチャートの体をなしていないが、概ね900-1,000円あたりのレンジを中心に推移している。

指標的には割安なのだが流動性が圧倒的に足りない。

さらに福証案件では寄りまでに配分されないリスクもあり、安く買いたいのであればザラバ中にいくらでも仕込めそう。

類似案件として昨年のハウスフリーダムがあるが、業種的にも近いところがありまた同様な結果が目に見えている。

2/17追記:

まったくもって流動性は改善しておらず、買い板を基準にするとむしろ10円高く買わされることになる嵌め込み案件。

さすがにこれはどう考えても勝ち目がなさそうだが、この分売が完売するのかどうか興味深く観察することにしたい。

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