佐藤商事の立会外分売分析

銘柄名 8065】 佐藤商事
市場 東証1部
信用区分 信用
実施目的 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を図るため。

スケジュール

発表日 2020/12/10 (木)
予定期間 2020/12/18 (金) ~ 2020/12/24 (木)
実施日 2020/12/18 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,007 円
分売枚数 4,600 枚 前日終値 929 円
申込上限 3 枚 分売価格 905 円
PER 20.95 倍 割引率 -2.58 %
PBR 1.19 倍 発表日比 -10.13 %

株式情報

発行済株数 21,799,050 株 時価総額 19,728 百万円
浮動株数 2,790,278 株 浮動株総額 2,525 百万円
分売株数 280,000 株 分売総額 253 百万円
前日出来高 91,000 株 出来高/分売数 32.50 %
対株式数比 1.28 % 浮動株比率 12.80 %
対浮動株比 10.03 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに50枚以下と流動性は低い。

既に東証1部で分売実施の必要性も薄く、株主構成からしてもどこかの持ち合い株式売却などの可能性が考えられる。

上限3枚と低いことから株主数増加対策もあるかもしれない。

今期業績は売上高-21%、営業利益-54%の大幅減益を見込んでおり、2Q時点での進捗率は44%ほどと振るわない。

年間配当は43円で利回りは4.7%ほど。株主優待はない。

PER12.1倍、PBR0.45倍の株価水準はやや割安感がある。

株価は緩やかな上昇基調で推移しており、現在は900-1,100円付近で取引されており75日線でサポートされている。

株価の指標的には買いやすくいい押し目になるかもしれないが、短期的には需給悪化で上値が重い可能性が高い。

もう少し流動性の改善に期待することにしたい。

12/17追記:

発表日から100円近く売り込まれており、分売価格は過去3ヶ月間の安値付近と値ごろ感のある価格になっている。

ただ流動性は十分に改善しているとは言い難く、短期筋が参加すれば寄りでは分売価格を割り込む可能性がある。

一方で指標的には十分割安なことと高配当銘柄であることを踏まえて、中長期前提にはいい押し目かもしれない。

いつものように朝の気配を参考にした上で、皆が参加しそうであれば見送り方向と裏を読んで行動することにしたい。

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