フロンティア・マネジメントの立会外分売分析

銘柄名 7038】 フロンティア・マネジメント
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は2018年9月に東京証券取引所マザーズに上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めており、近々、東京証券取引所への申請予定となります。

今回の立会外分売は、その形式要件の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図るために行うものであります。

スケジュール

発表日 2020/06/18 (木)
予定期間 2020/06/26 (金) ~ 2020/07/02 (木)
実施日 2020/06/26 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 3,015 円
分売枚数 4,900 枚 前日終値 2,980 円
申込上限 1 枚 分売価格 2,890 円
PER 60.38 倍 割引率 -3.02 %
PBR 14.50 倍 発表日比 -4.15 %

株式情報

発行済株数 5,706,000 株 時価総額 16,490 百万円
浮動株数 - 株 浮動株総額 - 百万円
分売株数 200,000 株 分売総額 578 百万円
前日出来高 100,800 株 出来高/分売数 50.40 %
対株式数比 3.51 % 浮動株比率 - %
対浮動株比 - %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高とも200枚程度と流動性はそれなりにあり。

先月に続いて1ヶ月ぶり3回目の分売実施となっている。

昨年のギフトなど1年間に3回分売をした銘柄は過去7回ほどあるがこれだけ近い間隔というのもまた珍しい。

ちょうど実施日が6月権利日であり今回は上限1枚であることから株主数増加目的であるのは明白だが、需給悪化がないようにあえて2回に分けて実施することになったかもしれない。

なお前回の分売は共同代表で同数保有する大西氏と松岡氏が半々ずつ処分しており、今回も同様だとみられる。

基本的な状況は変わりないため指標程度の解説に留める。

年間配当は推定29円で利回りは1.0%ほど。優待は6,12月権利にてクオカード1,000円で総合利回りは1.6%ほど。

PER29.6倍、PBR7.54倍の株価水準は少し割高感がある。

前回はそれほど事前評価は高くなかった割には高く寄り付き、終値までずっと強いままの展開が続いた。

それ以降も株価は堅調で値嵩株の領域である3,000円近辺まで来てしまっているが、権利日に実施だと悩ましい。

6月は優待権利日であるため一定の買い需要はありそうだが、逆に持ち越すと権利落ちの売り需要も出てきそう。

チャート的には良い日足になっているため下抜けしなければしばらくスイングしても面白いかもしれない。

6/25追記:

前回とはうってかわって出来高はまったく伸びずに流動性も十分とはいえない状況になってしまっている。

節目の3,000円割れでの割引率3%は評価できるが、値嵩株は売り物が出やすいことを踏まえると同値近辺の寄りか。

上限が1枚であることから売れ残ればなんとかなるかもしれないが、分売価格を割り込む可能性は否定できない。

権利日実施案件は逆に言えば権利落ちを持ち越したくない売り需要が出ることでもあるので、チャート的にはいい押し目になるかもしれないが短期的には微妙そう。

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