シノプスの立会外分売分析

銘柄名 4428】 シノプス
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、2018年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしました。更に、社会的な認知や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部への市場変更申請について具体的に準備を進めております。

今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更に向けて、当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を目的として行うものであります。

ただし、何らかの理由で市場第一部の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部への市場変更が認められない可能性があります。

スケジュール

発表日 2020/02/13 (木)
予定期間 2020/03/03 (火) ~ 2020/03/06 (金)
実施日 2020/03/03 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,994 円
分売枚数 1,500 枚 前日終値 2,186 円
申込上限 1 枚 分売価格 2,131 円
PER 144.32 倍 割引率 -2.52 %
PBR 76.27 倍 発表日比 -28.82 %

株式情報

発行済株数 6,030,000 株 時価総額 12,850 百万円
浮動株数 1,278,360 株 浮動株総額 2,724 百万円
分売株数 60,000 株 分売総額 128 百万円
前日出来高 183,300 株 出来高/分売数 305.50 %
対株式数比 1.00 % 浮動株比率 21.20 %
対浮動株比 4.69 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は150枚、出来高300枚程度と流動性は高い。

2018年12月に東証マザーズに上場しており、東証1部への市場変更を目的とした分売実施となっている。

直近の株主数は不明だが、2019年6月末では922名のため大きく増えていなければ1部基準には未達のため、株主数増加目的のための分売実施になったものと考えられる。

ちょうど2019年12月期決算で利益要件についても達成できたため、最速で有報提出次第申請できるかもしれない。

前期は売上高+18%、営業利益+30%の増益で着地しており、今期も売上高+31%、営業利益+11%を見込んでいる。

年間配当は無配で株主優待もなく、株主還元策に乏しい。

PER66.3倍、PBR9.92倍の株価水準は割高感がある。

株価は現在では2,700-3,700円のレンジのうち3,000円の攻防戦になっており、新興銘柄のため値動きは比較的荒い。

指標的な割高感から中期的に持ち続けるにはリスクはあるが、逆に分売の短期決戦だけと割り切れば流動性に対して分売数量は少ないためこれくらいならなんとかなりそう。

分売価格次第ではあるが、あまり急騰しすぎずに割引率に誠意があれば基本的には参加方向としたい。

3/2追記:

コロナショックにより発表日から一時3割以上下落してからの戻し局面での値決めでありボラティリティは高い。

分売数量は流動性に比べて多くないため通常時であれば手堅い案件といえるが、この市況下ではまだ安心できない。

現時点では先物も下落している点も踏まえると朝になってから市況と板を判断してからの参加方向としたい。

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