リックソフトの立会外分売分析

銘柄名 4429】 リックソフト
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図り、留保金課税の対象となる特定同族会社の認定を外すことを目的とするものであります。

スケジュール

発表日 2020/01/14 (火)
予定期間 2020/01/29 (水) ~ 2020/01/31 (金)
実施日 2020/01/29 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 5,750 円
分売枚数 1,500 枚 前日終値 6,460 円
申込上限 20 枚 分売価格 6,267 円
PER 662.29 倍 割引率 -2.99 %
PBR 34.40 倍 発表日比 8.99 %

株式情報

発行済株数 4,204,600 株 時価総額 26,350 百万円
浮動株数 277,504 株 浮動株総額 1,739 百万円
分売株数 140,000 株 分売総額 877 百万円
前日出来高 154,300 株 出来高/分売数 110.21 %
対株式数比 3.33 % 浮動株比率 6.60 %
対浮動株比 50.45 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板は150枚、出来高1,000枚以上と流動性は高い。

2019年10月以来3ヶ月ぶり2回目の分売実施となっている。

特定同族会社判定からの除外目的だが、前回の分売後の1株主グループによる持株割合は54.25%のため変更報告書不要な範囲で売却を進めていれば特定同族会社からは外れる。

なお、東証1部への市場変更については流通株式比率は満たしているが、流通株式数が足りておらず現状では難しい。

2019年8月末の株主数も506名で大幅未達のため、1年ルールも踏まえると申請時期はもう少し先になるとみられる。

今期業績は売上高+21%、営業利益+9%を見込んでおり、3Q時点の進捗率87%と上ブレ余地がある。

PER92.7倍、PBR13.0倍の株価水準は非常に割高といえる。

7月の天井から6割下落した株価は10月には4,000円割れで底を打ってからは現在6,000円台まで反転している。

1日の値動きが5%前後はあってボラティリティは高い。

そこそこの値嵩株でこの値動きということではハイリスクな案件で新年一発目から難易度が高く困るところ。

とはいえ前回は一応なんとかなっており、分売数量も減っていることからするとこの流動性なら逃げ場はありそう。

年末にかけての新興市場の復活と割れなし連続記録に賭けかれるなら打診程度に参加してみてもいいかもしれない。

1/28追記:

発表日以降は市況に反して逆行高で上昇しており、分売日当日も割引率以上に上昇しているため値ごろ感はない。

高く決まらなければ悪くない案件だったが、値ごろ感のなさと先物の下落状況を見ると手を出しづらい。

朝の市況と気配が余程好転しない限りはここはリスクを取る局面ではないので見送り方向が無難かもしれない。

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