パシフィックネットの立会外分売分析

銘柄名 3021】 パシフィックネット
市場 東証2部
信用区分 信用
実施目的 当社は現在、東京証券取引所市場第二部に上場しておりますが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として将来的に東京証券取引所市場第一部銘柄指定を目指しております。今回立会外分売は、株式の分布状況の改善および流動性向上を図ることを目的として行なうものであります。

本立会外分売に関して、当社の主要株主および親会社以外の支配株主である代表取締役社長上田満弘から、本目的に賛同する旨およびその保有する当社株式について売却可能の意向を受けており、約定結果によっては当社の「主要株主の異動」および「親会社以外の支配株主の異動」が発生する可能性があります。「主要株主の異動」および「親会社以外の支配株主の異動」の発生を認識した場合は、速やかにお知らせいたします。

スケジュール

発表日 2019/10/28 (月)
予定期間 2019/11/12 (火) ~ 2019/11/15 (金)
実施日 2019/11/12 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,066 円
分売枚数 4,900 枚 前日終値 1,019 円
申込上限 1 枚 分売価格 988 円
PER 25.25 倍 割引率 -3.04 %
PBR 5.50 倍 発表日比 -7.32 %

株式情報

発行済株数 5,175,000 株 時価総額 5,113 百万円
浮動株数 543,375 株 浮動株総額 537 百万円
分売株数 240,000 株 分売総額 237 百万円
前日出来高 138,400 株 出来高/分売数 57.67 %
対株式数比 4.64 % 浮動株比率 10.50 %
対浮動株比 44.17 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は100枚、出来高500枚程度と流動性はやや高い。

2016年10月に東証マザーズから東証2部に市場変更しており、今回の分売は1部への指定替え目的となっている。

2019年5月末現在の株主数は1,593名であり、この分売後のみなし株主数であれば1部要件は充足できる見込み。

また、現在32.9%程度の流通株式比率も分売後は37.6%となるため同様にこちらも満たせるが、流通株式数が若干不足しているためさらに分売など実施の必要があるかもしれない。

今期業績は売上高+7%、営業利益+28%の会社予想となっており、1Q時点での進捗率は32%と出足は順調そう。

年間配当は22円で配当利回りは2.2%ほど。優待はない。

PER20.4倍、PBR2.59倍の株価水準は市場平均並み。

株価は800-1,200円のレンジで取引されているが、1日で100円近く値動きがある日もありボラティリティは高い。

流動性はそこそこあるが分売数量も発行済株式に対して多いため、同値近辺で上値の重そうな展開が予想される。

指標的な割高感はないが、中期的な保有メリットもあまりなさそうなので気配次第で打診程度の参加を検討か。

11/11追記:

発表日から50日線近辺まで近く売り込まれており、節目の1,000円を割れているから値ごろ感のあるといえる。

出来高もある程度は増えていることと下値の買い板はある程度あることから若干の利益は期待できそう。

分売数量をがやや多いためそれほど利益は期待できそうにないが、朝の市況が悪化しなければ参加方向としたい。

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