トラスト・テックの立会外分売分析

銘柄名 2154】 トラスト・テック
市場 東証1部
信用区分 貸借
実施目的 株式の分布状況改善及び流動性の向上を図ることを目的としております。

スケジュール

発表日 2019/05/23 (木)
予定期間 2019/05/30 (木) ~ 2019/06/03 (月)
実施日 2019/05/30 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 3,610 円
分売枚数 7,100 枚 前日終値 3,155 円
申込上限 100 枚 分売価格 3,091 円
PER 21.58 倍 割引率 -2.03 %
PBR 5.02 倍 発表日比 -14.38 %

株式情報

発行済株数 21,188,700 株 時価総額 65,494 百万円
浮動株数 1,695,096 株 浮動株総額 5,240 百万円
分売株数 600,000 株 分売総額 1,855 百万円
前日出来高 158,200 株 出来高/分売数 26.37 %
対株式数比 2.83 % 浮動株比率 8.00 %
対浮動株比 35.40 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板は300枚程度、出来高1,000枚以上と流動性は高い。

既に東証1部で分売の必要性も特になく、上限株数が多いことから大株主による売却目的とみられる。

今期業績は売上高+25%、営業利益+39%と大幅な増収増益を見込んでおり、3Q時点の進捗率は75%と順調そう。

年間配当は70円で利回りは2.2%ほど。株主優待はない。

PER17.7倍、PBR4.82倍の株価水準は市場平均並み。

株価は年末の暴落時に2,500円の底値を付けたから現在まで徐々に下値を切り上げて上昇基調にある。

分売総額20億円規模はかなり大きく、過去10年では10位台に入り今年中では最大規模の案件であるといえる。

この規模の貸借銘柄では昨年11月のエランが株数や価格帯など類似要素も多く連想されるところではあるが、株価はまったく見せ場がなく分売日は終始水面下の酷い案件だった。

空売りがかなり入ってはいたもののあの結果だったことからすると、今回も相当に買い板が厚くないと厳しそう。

参加するにしても前日にヘッジを適度に入れてからの前提でないと分売買い単体では利益が出る展開が想定しづらい。

5/29追記:

発表日から500円近く下落しているためテクニカル的には底値近いが割引率が前回同様に2%と渋いのが惜しい。

出来高は増加しており2割程度の空売りは入っているがエランはそれ以上でもあの結果だったことと、この銘柄の買い板の大半が寄り前には出ないアルゴの見せ板であることを踏まえるとどこまで実需なのかは信用ができない。

ただ皆が敬遠すれば売り需要軽減で意外高もないと言えないので、想定通り空売りを入れた分だけ参加としたい。

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