早稲田アカデミーの立会外分売分析

銘柄名 4718】 早稲田アカデミー
市場 東証1部
信用区分 貸借
実施目的 一定数量の売却意向があり当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況改善及び流動性向上を図るため。

スケジュール

発表日 2019/03/15 (金)
予定期間 2019/03/25 (月) ~ 2019/03/27 (水)
実施日 2019/03/25 (月)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,413 円
分売枚数 700 枚 前日終値 1,436 円
申込上限 2 枚 分売価格 1,400 円
PER 23.02 倍 割引率 -2.51 %
PBR 3.30 倍 発表日比 -0.92 %

株式情報

発行済株数 8,334,976 株 時価総額 11,669 百万円
浮動株数 1,008,532 株 浮動株総額 1,412 百万円
分売株数 80,000 株 分売総額 112 百万円
前日出来高 70,800 株 出来高/分売数 88.50 %
対株式数比 0.96 % 浮動株比率 12.10 %
対浮動株比 7.93 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに250枚程度と流動性はやや高い。

2018年2月に続き1年ぶり2回目の分売実施となっている。

既に東証1部で特段の分売理由もなく、分売目的のとおり大株主からの売却目的とみられる。

今期業績は売上高+10%、営業利益+53%を見込んでおり、学習塾業界は4Q偏重のため進捗率では判断できないが3Q時点の前期比では+39%であるため概ね予定通り着地しそう。

年間配当は35円で利回りは2.5%ほど。優待は3月権利でクオカード1,000円分の設定があり、総合利回りは3.2%ほど。

PER10.6倍、PBR1.58倍の株価水準はやや割安感がある。

株価は11月頃に2,400円台の天井を付けてからはここ4ヶ月ほどはずっと下落基調で見るだけでも陰線の日が多い。

正直ここまで売られる理由も想像しづらく、テクニカル的にも売られすぎにも関わらず反発が感じられない。

ほぼ皆無だった信用買残がナンピン買いのように8万株程度まで積み上がって来ており、影響はあまりないとは思うがしこり玉となっており上値が上がりづらいかもしれない。

分売数量も発行済株式の1%以下と少なく、貸借銘柄であるため需給面では問題なく安定した利益が見込めそう。

前回は寄り天気味の展開だったが、流動性に対して相対的にも多すぎることはないため売りが一巡するのは早そう。

ただ前述の通りチャートがあまりにも底が見えない状態となっているため、持ち越しの判断が悩ましい。

3/22追記:

発表翌日は窓を空けて50円近く売り込まれたが、現在では全戻しをして元の1,400円台まで回復している。

引け際に買われたため実質割引率は2.0%程度なのは残念だが、分売価格は当日安値以下なので悪くはない。

空売りの入りという観点ではいまひとつだが、分売数量は出来高に対して少なく需給面では問題なくこなせそう。

3月配当・優待権利が翌営業日のためとりあえずそこまでは買い需要はありそうだが、権利落ちはどう動くか不透明。

指標的には割安なので放置しても良さそうだが、前述の通り底値かどうか疑わしいため売り時は見極めが必要そう。

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