ヒガシマルの立会外分売分析

銘柄名 2058】 ヒガシマル
市場 福証
信用区分 信用
実施目的 当社株式の分布状況改善および流動性向上を目的とするものです。

スケジュール

発表日 2019/03/05 (火)
予定期間 2019/03/12 (火) ~ 2019/03/15 (金)
実施日 2019/03/12 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,080 円
分売枚数 300 枚 前日終値 1,085 円
申込上限 15 枚 分売価格 1,042 円
PER 20.36 倍 割引率 -3.96 %
PBR 1.38 倍 発表日比 -3.52 %

株式情報

発行済株数 4,746,000 株 時価総額 4,945 百万円
浮動株数 441,378 株 浮動株総額 460 百万円
分売株数 50,000 株 分売総額 52 百万円
前日出来高 1,700 株 出来高/分売数 3.40 %
対株式数比 1.05 % 浮動株比率 9.30 %
対浮動株比 11.33 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板・出来高ともに20枚以下と流動性に乏しい。

2018年10月付けで代表取締役社長であった東紘一郎氏が退任し、後任として弟の東勤氏が就任している。

それに伴って2019年2月に自己株式立会外買付取引によって東紘一郎氏の保有する全株式を会社が取得している。

タイミング的に今回の分売も事業継承に伴う資本政策の一環として大株主による売却目的と考えられる。

今期業績は売上高-13%、営業利益-11%を見込んでおり、例年四半期赤字の4Qを考慮しても予定通り着地しそう。

年間配当は9円で利回りは0.8%ほど。株主優待として3,9月権利で1,000株以上に3,000円相当の自社製品の設定がある。

PER17.7倍、PBR0.80倍の株価水準は市場平均並み。

株価は板が飛び飛びであるためチャートの体をなしていないが、1,100±50円のレンジで取引されている。

分売数量の絶対数は少ないが、さすがにこの流動性では売るに売れなく短期的には分売割れの可能性もある。

意外と地方市場銘柄は参加者が少なければなんとかなるかもしれないが、中長期目的でなければあえて参加するメリットも薄いため見送りでも問題なさそうな気もする。

3/11追記:

4%近い割引率での値決めとなっているが、流動性リスクも加味するとそれほど魅力的といえる案件ではない。

先日のヤマエ久野はまだ貸借銘柄で流動性もそこそこあったため底割れしなかったが、信用銘柄ではどうなるか。

分売価格はレンジ下限付近のため買い需要は出るかもしれないが、短期的には上値の重い展開になるかもしれない。

その上で例の福証案件は寄り前に配分がないリスクを考えると、配分前にヘッジできない分だけ需給は厳しそう。

朝の板を見て検討ということもできない闇鍋案件なため、早売り合戦に勝算がなければ見送りでいいのではないか。

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