ヤマエ久野の立会外分売分析

銘柄名 8108】 ヤマエ久野
市場 福証
信用区分 貸借
実施目的 当社株式の分布状況の改善および流動性の向上のため

本立会外分売は、当社の連結子会社である株式会社惣和(以下「惣和」といいます。)及び双葉産業株式会社(以下「双葉産業」といいます。)が保有する親会社株式(当社株式)を会社法第135条第3項の規定に基づき処分するものです。

なお、業績に与える影響につきましては、惣和及び双葉産業は、当社株式の売却に伴い、平成31年3月期の両社損益計算書において親会社株式売却益を計上します。

惣和及び双葉産業が計上する親会社株式売却益のうち当企業グループの持分については、当企業グループ決算上資本取引となり、損益が認識されないため、当社の平成31年3月期の連結損益計算書上の最終利益には計上されません。

スケジュール

発表日 2019/02/18 (月)
予定期間 2019/03/05 (火) ~ 2019/03/08 (金)
実施日 2019/03/06 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,270 円
分売枚数 300 枚 前日終値 1,186 円
申込上限 10 枚 分売価格 1,151 円
PER 12.30 倍 割引率 -2.95 %
PBR 0.53 倍 発表日比 -9.37 %

株式情報

発行済株数 20,519,212 株 時価総額 23,618 百万円
浮動株数 1,456,864 株 浮動株総額 1,677 百万円
分売株数 54,400 株 分売総額 63 百万円
前日出来高 2,700 株 出来高/分売数 4.96 %
対株式数比 0.27 % 浮動株比率 7.10 %
対浮動株比 3.73 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに20枚程度と流動性に乏しい。

連結子会社の惣和と双葉産業が2.72万ずつ保有している相互保有株式を売却する美濃窯業と同様の目的となっている。

今期業績は売上高+12%、営業利益+27%を見込んでおり、3Q時点の営業利益進捗率は81%と概ね順調に着地しそう。

年間配当は20円で利回りは1.7%ほど。株主優待はない。

PER10.1倍、PBR0.49倍の株価水準は割安感があるが、地方市場の流動性リスクを考えると概ね妥当なところ。

株価は1,200-1,300円のレンジで取引されているが、流動性が低いが故に1日に50円程度は動く日がある。

なんとなく日足では陰線ばかりなにが気になる。

流動性は乏しいが珍しく地方市場銘柄の割には貸借銘柄となっており、取扱証券会社は限られるが需給不安は少ない。

しかしこの板の薄さでは基準となる終値が売り板ベースか買い板ベースかによっても結果はまったく違ってきそう。

利益が出る局面はあるかもしれないが、この流動性ではリスクも高くあえて参加するほどのメリットもなさそう。

どちらかというと上級者向き案件であり、寄り後の値動きを見極めて行動できるのでなければ見送りでもよさそう。

3/5追記:

実施予定前日に下げすぎたせいか1日見送っているが、翌日も終値はほぼ同値で諦めたのか2日目に実施している。

発表日からは100円近く売り込まれており、1割近く空売りは入っているので需給面ではなんとかなるのではないか。

ただ福証案件は寄りまでに配分が来ない別のリスクがあるため始値で割れないことと利益が出るかは別問題になる。

念のためその場合に焦って下値で売らないようにザラバ中を機動的に行動できる判断力が求められるかもしれない。

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