Orchestra Holdingsの立会外分売分析

銘柄名 6533】 Orchestra Holdings
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、平成28年9月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、平成30年9月14日付で「東京証券取引所本則市場(市場第一部又は市場第二部)への市場変更申請を行っております。

今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更における形式要件である株主数の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることを目的として行うものであります。

ただし、形式要件の充足を含め、何らかの理由で本則市場への市場変更の基準を満たさないと判断された場合には、市場変更が承認されない可能性があります。

スケジュール

発表日 2018/11/14 (水)
予定期間 2018/11/30 (金) ~ 2018/12/04 (火)
実施日 2018/11/30 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 845 円
分売枚数 5,500 枚 前日終値 796 円
申込上限 1 枚 分売価格 776 円
PER 28.47 倍 割引率 -2.51 %
PBR 23.33 倍 発表日比 -8.17 %

株式情報

発行済株数 8,512,000 株 時価総額 6,605 百万円
浮動株数 1,472,576 株 浮動株総額 1,143 百万円
分売株数 276,000 株 分売総額 214 百万円
前日出来高 230,000 株 出来高/分売数 83.33 %
対株式数比 3.24 % 浮動株比率 17.30 %
対浮動株比 18.74 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに400枚以上と流動性はそれなりに高い。

2018年12月以来1年ぶり2回目の分売実施となっている。

同日提出の四半期報告書にてやっと純資産額が10億円を達成しており、純資産額要件はこれで問題がなくなった。

残るは株主数のみであり、2018年6月末現在の1,297名だが理論上はこの分売にてみなし株主数は充足できる。

既に2ヶ月前に市場変更申請を行っていることから、東証の審査で問題がなければ近いうちに承認されるのではないか。

今期業績は売上高+22%、営業利益+22%を見込んでおり、3Q時点での通期営業利益進捗率は83%で前年同期比でも伸びているのでもう少し上ブレしそうな余地はある。

PER22.4倍、PBR8.40倍の株価水準はやや割高感がある。

年間配当は3円で利回りは0.4%ほど。株主優待はない。

株価は8月の決算を好感してストップ高を付けてからは新興市場の市況悪化で窓を埋めて元の700円台まで反落し、最近では徐々に戻し基調に戻って800円付近で推移している。

前回の分売では前日に8%近い釣り上げがあったため分売割れの結果となったため今回はそうならないでほしい。

以前よりはさらに株式分割を実施しているため株価は3桁で手の出しやすい案件となっている。

もう少し流動性が改善して1部申請を材料に上がり過ぎなければ打診程度での参加としたい。

11/29追記:

引けにかけて売り込まれており、割引率は渋いが引けで800円割れ水準まで売り込まれている点は評価できる。

流動性もかなり改善して買い板が十分に厚くなっており、利幅は限られるが手堅く利益の出る案件となりそう。

ボラティリティも低く下値も限定的であるため、市場変更承認がされるまで放置していてもいいのではないか。

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