ゴルフ・ドゥの立会外分売分析

※発表日終値は前場終値

板・出来高ともに50枚程度と流動性は低い。

2017年9月に続き8ヶ月ぶり3回目の分売となっている。

前期業績は売上高10％増、営業利益51％減で最終赤字となったが、今期業績は前々期並みには復調する見込み。

年間配当は今期は無配に転落。株主優待は3,9月権利にて自社割引券とスキンケア用品があり、低位株ということもあって換金利回りは比較的高い銘柄であるといえる。

PER15.0倍、PBR3.32倍の株価水準は市場平均並み。

前回の分売以降は2Q決算などを好感して500円台から年初には倍以上で取引されていたが、一転特別損失や無配など悪材料が重なり、今月にはまた元の500円付近まで戻っている。

分売数量は少ないが、過去2回の分売ともに割れている状況からするとあえて参加するメリットは少ないと言える。

9月の優待権利までにはまだ日数があり、500円から下はある程度反発も見られるが実需はそこまで多くなさそう。

銘柄は悪いわけではないが、分売としての旨味は薄い。

6/12追記：

分売発表から1割近く下落しての値決めとなっており、分売価格は年初来安値と値ごろ感は出ている。

買い板もそこそこはあるので、おそらくはほぼ同値付近で寄りそうだが微益程度は出る案件ではないか。

株価は安いためリスクは限定的だが、この辺りで下げ止まらなければ底も見えないため売り時に注意が必要か。

あえて参加するメリットもあまりなさそうだが、朝の気配を見て大丈夫そうなら打診程度の参加を検討したい。